ある晩、隣村の食堂に女房に車で運んでもらい、4時間も居て iPhone で映画を見ながら、夕飯 + 手酌 + 仕事 をしていた。。席は8人席の長テーブルの左端だったので右側の人たちは次々と替った。新しい人が来ると 「ここ空いていますか、座ってもいいですか?」 と毎度訊かれ、「もちろんいいですよ」 と答えるのがおっくうになったのを覚えている。
そこでビール1杯(0.5L)、赤ワイン(0.2L)、40度以上の蒸留酒数杯、しかし食事はサラダを食べていたのです。サラダに添えられた「自家製のドイツパン」の美味い事と言ったらなかったが、横で何人もの人たちが写真の料理を食べていたので気になっていました。それはその日のおススメ料理でした。
書き物もひと段落して、女房が迎えに来てくれる時間まで少し間があったので、「ベーコンの今日のおススメ料理はまだありますか」 との私の問いに、「うーん、厨房は終わったんだけど、いいわ作ってあげるわ」 と言ってくれて、食べれたのです。
ありのままな色、何かの薬品で鮮やかな色に染めたりしていない「本物のベーコン」、「材料が本物で美味しい」 は 「常にそうだ」 とは言えない事があるが、この時のベーコン料理は、材料が本物で料理法も最適、そして美味しかった。これは典型的なドイツ飯の一つで、ベーコンの下には煮豆が敷き詰められ、南ドイツでよく食べる Seitenwurst (読み:ザイテンブルスト / 意味:長めのウインナソーセージ) がのせてあり、この 「さんざん飲んだ後の〆」 に、満腹感より満足感、大げさに言えば 「達成感のようなもの」を感じた(笑)。