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- BMW Motorrad Club Japan 赤十字バイクレスキュー隊 イベントレポート
- 東京都赤十字二輪奉仕団 BMW Motorrad Club Japan 赤十字バイクレスキュー隊 〈第三回走行訓練〉

10月にしては少々日差しが強いように感じられた当日。すっきりとした秋晴れの中、今回は新団員・秋元さんを迎えての走行訓練となりました。講師は東京都赤十字二輪奉仕団・委員長であり、BMW Motorrad公認インストラクターでもある並河氏です。
この走行訓練は緊急時の機動力の向上を目的としたものであり、通常のRider Trainingとは主旨が異なります。ステージIとなる今回の主な内容は、ウォーミングアップ、極低速安定走行、傾斜コーナリング、フルロックターン(ノンバンク)、無線通信模擬演習です。
まずはタイヤの空気圧チェック。1名の方が少し下がっていたので、専用の機械で空気を足します。
お次はウォーミングアップ。体をほぐしたところで、いよいよ実走です。
オートレース場の本コースを数回周り、片手離し、半身乗りなど講師に続いてみなさん同じ格好をとっていました。バイクも暖まったところで、コーンの置いてある場所で様々な走行パターンを練習します。
特にみなさんが苦戦していたのは、ノンバンクのフルロックターン。車体を傾けずにターンするということで、慣れない動きに倒れそうになる方も。低速安定走行の練習ではスピードを出すという、いつもとは逆の操作に皆さんもどかしそうでした。
休憩やフィードバックをはさみつつ訓練は進んでいきます。
今回は少人数だったので、その分活発に講師と団員の方の意見交換が行われていたように思います。最後は本コースから退場して、無線機の通信演習。二輪奉仕団の団員の方にはアマチュア無線の資格取得をおすすめしています。災害時には連絡手段の確保も欠かせないことですからね。
講師の講評があり、修了証が手渡されました。みなさん予想外だったのか、こちらの修了証に喜んで下さいました。訓練が終わって、初参加の秋元さんからは「普段やらないことなので、今回訓練できてよかった」とのお声も頂きました。
参加された団員の方々、お疲れ様でした。助ける側が被災しない為に、これからもスキルアップのための訓練は実施される予定です。
東京都赤十字二輪奉仕団の活動にご興味のある方は、BMCJ事務局(info@bmw-mcj.org)までお気軽にお問い合わせ下さい。