
平成7年1月17日に阪神淡路大震災に見舞われて、今年で20年が経過します。神戸の街は、東京出身者の私からはとても高いレベルに復興がなされたかに見えます。
出初式はメリケンパーク内で行われ、ここは周囲を含め新しく綺麗な観光ポイントであるからかもしれません。
しかし被災当時神戸市で別団体のボランティアを行った並河BMCJ会長や、市長を始めとする出席者の方々の登壇されてのお話しの中には、この街の更なる確かな復興や東日本大震災に対する深い哀悼、そしてまた必ず起こるであろう時のため、この震災で得た教訓を風化させてはならないという決意を感じました。
新春を迎え決意を新たに市民と消防が一体となり、防災と安全・安心なまちづくりを目指すという趣旨で、今年もたくさんの市民や消防関係者などが集まりました。
我々BMCJも趣旨に賛同し、オートバイの社会的価値の向上を目指していることから、この公共性の高い式典に今年も参加しました。
この催しは消防職員、消防団員、コミュニティ、ボランティア、学生他事業者など総勢1,120名、特殊消防車など車両46台、消防艇他船舶9艇、ヘリ2機で、その他一般見学者や参加者の家族も多数来場する国内最大規模の消防出初式です。
会場のメリケンパークは当日海風も弱く、時折日が陰る程度のまずまずの天気でした。
10時に始まった式典は太鼓あり、踊りあり、ブラバンあり、また今年は不死鳥のはばたき放水などで盛り上がる中、車両のパレードで我々バイクも参加し、その後模擬演習で、偶然災害現場に出くわしたという設定の中、現場での通報や安全確保、要救護者への初動対応、ヘリで駆けつけたレスキューへの報告などを行いました。
バイクの機動力の高さが役立つ時が来ることを予感できる演習でした。
神戸市消防局の皆さんありがとうございました。
事務局 丸山基成