いつか南チロル行で通ったオーストリアで、バイカー向けの新しいメッセージポスターを見かけた。題して、「悪夢な道」。
大昔、大型自動二輪免許をセンターの一発試験で取った後で、合格者だけを集めてバイク事故の白黒ドキュメンタリー映画を見せられたが、上映後に白バイのおまわりさんが、「いいかお前たち、俺はお前らの首を拾いに行くのは嫌だ」と開口一番に言ったので、何の事か分からないでいると、彼の説明は以下の様なものだった。「トラックが停まっていて、その荷台の後ろブタが開いている、そんな状態のトラックにバイカーがなんらかの原因で突っ込むと、ちょうどギロチンにかかったようにヘルメットの中に頭が残ったまま首が切れてしまう」のだそう。彼は何度もそういった首入りのメットを拾った経験があるとかだった。
このポスターを見てその昔話を思い出していた。