四季の中でも初夏、とりわけ5月の中旬と言えば、四国地方では山々の新緑が綺麗に眺められる絶好のツーリングの季節です。そこで素晴らしい海岸線と新緑、それに太平洋近海の新鮮な魚を楽しみに、足摺・宇和海方面への四国ラリーを総勢17名で楽しんできました。

一週間前の天気予報では当日前後の平日はずっと晴天で、開催予定の土・日だけ雨マークの予報…。しかし、前日の予報を見ると日曜日は雨ですが、土曜日は晴天に変わっていたので少しホッとしました。

待ちに待ったラリー初日の朝、徳島道・吉野川ＳＡで集合し、高知道経由で足摺方面へ向かいます。雲は少しありますが晴天で高速道の渋滞もなく、快調に久々のマスツーリングを楽しみながら昼食場所の南国SAに昼頃、到着。ここの名物は、カツオのタタキ丼と鍋焼きラーメンで、数名の方が名物を楽しんでおられました。



それから高速最終無料区間の窪川まで高速走行を楽しみ、一般道に降りた後は太平洋の雄大な水平線を横目に見ながら海岸線を走りました。目的地の高知県大月町まで途中、道の駅で休憩がてら太平洋をバックに集合写真を撮ったり、おみやげなどを買いながら皆さんワイワイと歓談されていました。

さすがに17台になると給油のタイミングも難しく、規模の大きなガソリンスタンドでないと時間も掛かります。そんなスタンドが少ない地方では、少し離れた別のスタンドで何台かに別れて給油することになりますが、無線連絡が出来ずバラバラにグループが別れてしまったり、うまく合流出来なかったりしたので、これらは次回開催への一つの課題かなと思いました。

スケジュール通り夕方５時頃に宿泊施設のベルリーフ大月に到着。さっそく大浴場で、早朝からのツーリングでの心地良い疲れを癒しました。この施設は海岸沿いの少し高台に建てられたコテージ風の部屋があり、すべて海岸向きのベランダがあるリゾートホテルのような雰囲気が特徴で、日帰り入浴やレストランで景色を見ながら食事だけされる方も訪れるようです。

その後、大広間にて恒例の宴席の始まりです。高知の海の幸、山の幸を楽しみながら初めて参加して下さった方や、以前も四国方面に来て下さった方などと、いろいろな情報交換で盛り上がりました。

次の日、朝起きて空を見ると雲が広がり今にも雨が降りそうです。大浴場で朝風呂に浸かり、朝食を食べ、出発準備をしている最中に雨が降り出してきました。やはりきたかとさっそく雨具に着替え、走り始めると本降りに。ただ、雨の降り出すタイミングとしてはまだマシかなと思いつつ、１時間ほど走り愛媛県の愛南町にある日本で唯一の旧日本軍の戦闘機である紫電改を展示してある記念館に到着。ここにある機体は、近くの宇和海の水深30mに不時着していたのを昭和50年代に偶然発見し、引き上げて補修をした後、地元有志の協力で無料展示をしているそうです。ここでしばらく見学し、次はレトロな町並みを再現している大洲町のポコペン横町を散策。いろんな昭和20・30年代のおもちゃや家財道具、電化製品の展示販売などあり、皆さん懐かしがって見学していました。その後、近くの古民家風の懐石レストランで愛媛牛の陶板焼きと愛媛名物の鯛めしの昼食を食べ、最終地点の松山道・石鎚山SAまで一時間ほど走り、そこで無事解散となりました。










今回は雨も降る中、事故もなく楽しく二日間を過ごすことが出来ました。これも、参加して下さった皆さんのご協力と、お忙しい中数ヶ月前から綿密に計画して下さった四国地区の役員の方々のおかげです。

皆さんありがとうございました。ぜひまたご一緒に走りましょう。

四国ブロック：　岡田　憲仁さん

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