◆開催日:2012年6月2日(土)
◆参加者:22名
レポート:関東ブロック 兒玉光男さん
梅雨のはしりとなる不安定な気候でしたが、当日は幸いにも薄日の射す心地よい初夏の陽気の中でのツーリングとなりました。
集合場所の圏央道・木更津東IC駐車場には、遠路関西からBMOJ会長・副会長が駆けつけるなど、K1600GTL4台を筆頭に、総勢新旧合わせ20台22名となるBM仲間が集まり、10時を過ぎ、房総の内陸部を経由し、日本三大朝市の一つで有名な勝浦にあるリゾートホテル「ブルーベリーヒル勝浦」を目指し出発。
小櫃から飯部を経由して内陸部に入り、新緑の木漏れ日を浴びながら、山間に点在するゴルフ場を縫うように、アップダウンとタイトなワインディングを、上総中野まで走り抜け、上総中野からは、天津小湊に向かう快走路を経由して「ブルーベリーヒル勝浦」に到着。
「ブルーベリーヒル勝浦」では、愛車の前と芝生の中で記念撮影、ランチを楽しみながらのバイクライフ談義、バイク関連グッズ交換会と、和気藹々親睦を深めながら、ゆっくりと時間が流れて行きました。
「ブルーベリーヒル勝浦」のあとは、郷土史に精通した企画協力者のCさんご推薦、勝浦湾に突き出た八幡岬にある官軍塚、八幡岬公園史跡(勝浦城址、お万の布さらし)巡り、尾根づたいから垣間見る絶景も楽しみながらのツーリング。
Cさんが関東地区掲示版「関東のビーマ集まれ~!」に、官軍塚の事前案内を載せた事も、参加された皆さんの興味を掘り起こしたようです。
官軍塚は、戊辰戦争のおり、五稜郭の旧幕府軍鎮圧ために向った官軍の軍艦が、暴風雨に遭い勝浦沖で沈没。犠牲となった200余人の埋葬供養をしたものです。
八幡岬公園の三方断崖となる展望広場にある展望デッキからの眺望は絶景、眼前に大海原が広がります。
展望広場には、勝浦城の姫で、後の徳川家康の側室となったお万の方の銅像、お万の方が14歳の時、炎上する城をあとに母と弟をつれて東側の断崖に布を垂らして海に下り、逃れた場所「お万の布さらし」があります。
史跡巡りの後は、部原から内陸部に入り、御宿・いすみの丘陵を経て、大多喜タケノコの里平沢へ通じる山間のワインディングを快走、そしてローカル線のいすみ鉄道西畑駅~小湊鉄道月埼駅近くまでの線路沿いのワインディングを走り、久留里城の裏を抜けて小櫃で解散となりました。
単に走りを楽しむだけではなく、風化させてはいけない歴史、残しておきたい原風景を知るツーリングも楽しみ方の一つ、皆さんお疲れ様でした。南関東の次は北関東かな?